Next Topic

Previous Topic

Book Contents

CDリカバリ

CDリカバリページは、ボリュームバックアップイメージを、バックアップを作成したのと同じマシンまたは同じタイプのマシンに復元します。CDリカバリは、ターゲットマシンがCDからブートされることを要求します。

CDリカバリを使用して、ターゲットマシンのエージェントがKServerと通信できない場合に、バックアップイメージを復元します。ターゲットマシンは、KServerにアクセスを提供するネットワークに物理的に接続されていなければなりません。ターゲットマシンがCDからブートされると、それ以上ユーザーの介入は必要ありません。ネットワークカードは、自動的に設定されます。KServerはバックアップイメージを自動的にダウンロードして、ターゲットシステムに復元します。

手順

  1. ISOファイルの作成 - ISOイメージファイルレコードがページング部分にまだ存在しない場合、新しいISOの作成ボタンをクリックして、新しいISOイメージを作成します。このボタンをクリックするたびに、同じISOファイルが別のファイル名で作成されます。KServerにどのマシンIDおよびバックアップイメージから復元するかを伝えるのは、リカバリCDのISO ファイル名です。

    注: マシンIDおよびバックアップイメージを指定しないままにすることもできますし、いつでもISOイメージファイルに関連付けられたマシンIDおよびバックアップイメージを変更することができます。これによって、管理するすべての場所に先だってリカバリCDを作成して、配布することができます。次に、このページを使用して、ターゲットマシンをCDからブートする前に復元したいバックアップイメージを選択します。ただし、復元を開始する前にマシンIDおよびバックアップイメージを指定しないと、エラーが生じます。

  2. マシンIDの選択 - ISOファイルとマシンIDを関連付けます。マシンIDは、復元したいバックアップイメージを含むイメージの場所を指定しなければなりません。
  3. バックアップイメージの選択 - バックアップイメージのタイムスタンプをISOファイル名およびマシンIDと関連付けます。
  4. ISOイメージのダウンロード - 作成したISOファイルを、ISOファイルをCDに書き込めるワークステーションにダウンロードします。
  5. リカバリCDの作成 - CDレコーディングアプリケーションを使用して、ISOファイルをイメージとしてCDへ書き込みます。ISOファイルを単なるデータファイルとしてCDにコピーしないでください。
  6. リカバリCDを使用してターゲットマシンをブート - ターゲットマシンは、KServerにアクセスできるネットワークに物理的に接続されていなければなりません。これ以上のユーザーの介入は不要です。

ダイナミックディスク復元

ダイナミックストレージには、物理的ディスクの複数ボリュームへの分割、または物理的ディスクと他の物理的ディスクと連結してどの物理的ディスクより大きなサイズのボリュームを構成することが含まれます。従来型のディスクボリュームは、「基本」ディスクボリュームと呼ばれます。BUDRは、以下のような基本およびダイナミックバックアップならびに復元をサポートしています:

  • 基本ディスクのバックアップ
  • ダイナミックディスクのバックアップ
  • 基本ボリュームの基本ディスクへの復元
  • 基本ボリュームのダイナミックディスクへの復元
  • ダイナミックボリュームの基本ディスクへの復元
  • ダイナミックボリュームのダイナミックディスクへの復元

注: ユニバーサル復元はダイナミックディスクの類似のハードウェアへの復元をサポートしていますが、新しいドライバーを必要とする別のハードウェアプラットフォームへのダイナミックディスクの復元はサポートしていません。別のハードウェアプラットフォームへ復元するには、ダイナミックディスクのバックアップを基本ディスクに復元する必要があります。

不良を復元

以下の理由で復元が失敗する場合があります:

  • イメージの場所がローカルドライブ文字をポイントしている - Windowsのブート時に、C:から始まるドライブ文字が自動的にハードドライブに指定されます。 ディスクマネージャで、これらの文字を未使用のドライブ文字に指定し直すこともできます。たとえば、D:ドライブをG:に変更して、イメージの場所のパスをG:\backupsに設定します。リカバリブートプロセスがこのドライブ文字のマッピングを知らなくて、D:をハードディスクに指定します。すると、復元はG:\backupsにアクセスしようと試みて、失敗します。この問題は、復元操作を選択する前に、イメージ場所をD:\backupsに設定することで解決できます。復元は、正しくD:\backupsにアクセスします。
  • USBドライブに保存されたイメージ - 上記の問題と同様に、リカバリブートプロセスがドライブ文字を指定する場合、USBドライブにWindowsとは違うドライブ文字を指定することがあります。復元操作を選択する前に、イメージの場所を新しいドライブ文字に設定することでこの問題を解決できます。これで、復元は正しくUSBドライブにアクセスします。
  • ネットワークドライブに保存されたイメージ - リモートドライブ、またはドライブをホストしているマシンがオンになっていないか、ユーザー名やパスワードが変更されていると、リカバリブートプロセスがネットワークドライブにアクセスできないことがあります。
  • 操作がエラーで完了する - 操作がエラーで完了するが表示される場合、プロセスがイメージの場所のディレクトリにログファイルを作成できなくても、転送は継続します。この時点でリブートしても、復元の途中なので、マシンはブートできません。 復元の完了を待っているのであれば、復元は成功するはずです。Kaseya KB項目301419を参照してください。
  • ネットワーク接続を確立できない - CDリカバリによって、イメージのリカバリはユーザーの助けなしで、復元するイメージ、その場所、パスワード、などの詳細を入力できます。代わりに、マシンがKServerに接続してこの情報を取得します。ただし、管理されるマシンとKServerの間にプロキシがあるか、DHCPが有効でない場合は、そのマシンはインターネットへ出ていくネットワーク接続を確立できなくて、設定を取得できません。 DHCPサーバーが有効ではないか、プロキシが配置されている場合は、CDリカバリのためのネットワーク接続情報を設定する方法がないので、ユニバーサル復元を使用してください。

新しいISOの作成

使用できるものがまだ存在しない場合は、新しいISOの作成をクリックして、新しいISOイメージファイルを作成します。新しいISOイメージファイルを作成すると、ページング部分に新しいレコードが作成されます。

削除する

削除アイコンをクリックして、ISOイメージファイルレコードを削除します。

編集

編集アイコンをクリックして、ISOイメージファイルレコードのタイトルを変更します。

共有

デフォルトでは、ISOイメージはそれを作成したユーザー専用です。ISOイメージを、他のユーザー、ユーザー役割と共有するか、あるいはISOイメージをパブリックにすることができます。

タイトル

復元しているバックアップイメージの説明的なタイトルです。

マシンID

マシンIDを選択します。マシンIDは、復元したいバックアップイメージを含むイメージの場所を指定しなければなりません。

バックアップ日

復元元となるバックアップイメージを、日付によって選択します。