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ネットワーク健全性スコア

エグゼクティブサマリレポートのネットワーク健全性スコア部分は、選択したマシンのグループとしての健全性および使いやすさのサマリを表示します。スコアはスコアタイプに分割されます。それぞれのスコアは、指定した基準のカウントに基づいて、5つのパーセンテージバケットに細分されます—最初の4つのパーセンテージバケットが適用されない場合は、通常は100%, 75%, 50%, 25% および 0%です。

スコアタイプの計算例: シンプルさを保つために、エグゼクティブサマリレポートには、3つのマシンしか含まれません。そのレポート内のシングルスコアタイプに対して、1つのマシンは100%バケットの基準に適合します。他の2つのマシンは75%バケットの基準に適合します。(100% + 75% + 75%)/3 = 83% が、そのスコアタイプの健全性です。「2」の重みを割り当てて、このスコアタイプの重みをレポートの他のスコアタイプに比較して2倍にすることができます。

重みの計算例: 1つのスコアタイプを「2」の重みに設定し、7つのスコアタイプを「1」の重みに設定します。8つのスコアタイプすべてに対する合計の重みは9になります。「2」で重み付けたスコアタイプのパーセンテージは、最終のパーセンテージスコア計算では「2/9」を乗じます。対照的に、「1」で重み付けられる他の7つのスコアタイプのパーセンテージは、最終のパーセンテージスコア計算では「1/9」を乗じるだけです。

最終的なネットワーク健全性スコアは、すべてのスコアタイプのパーセンテージの加重平均を計算し、正規化して最終のパーセンテージスコアを提供します。100%は完全を意味します。

  • 大半の場合、使用するカウントをカスタマイズしてパーセンテージスコアを割り当てることができます。
  • 重みを 0 に設定すると、スコアタイプがオフになります
  • OSスコアタイプの場合のみ、100%、75%、50%、および 25%の標準パーセンテージバケットは設定した値で上書きされます。それぞれのバケットは、異なるタイプのオペレーティングシステムに関連しています。ここで決定されるのは、オペレーティングシステムに基づいて、どのように健全性が考慮されるべきかということです。古いオペレーティングシステムは、より低いOSスコアのパーセンテージを割り当てる傾向があります。
  • パッチスコア基準は変更できません。

注: 全体的なネットワーク健全性スコアを計算する際は、チケット発行は無視されます。

パッチスコア - このスコアは、各マシンで欠けているパッチの平均数を使用して計算されます。各マシンのスコアは、下記のように欠けているパッチの数に基づいて計算されます:

完全にパッチされている場合

100%

1~2のパッチが欠けている

75%

3~5のパッチが欠けている

50%

5より多いパッチが欠けている

25%

スキャンされていないマシン

0%

OSスコア - より新しいオペレーティングシステムの場合には、古いオペレーティングシステムの場合より高いスコアになります。全体的なOSスコアは、下記のように計算される各マシンのスコアの平均になります:

Vista/2008

100%

XP/2003

100%

2000

75%

Mac OS

100%

その他すべて

0%

注: OSスコアの重み付けはカスタマイズ可能です。Vista、2003、XPおよび2000に対して、個別にOSスコアを重み付けできます。通常、% スコアに対して使用される4つの列に % で表した重み(0~100)を入力します。すべての古いOSにはゼロを与えます。多数の古いOSが配置されている場合は、OSスコアをオフにすることも検討してください。

ディスクスコア - フルディスクドライブの場合は、システムにネガティブな影響を与えることがあります。こうしたディスクスペースの使用は、全体的なシステムスコアに影響します。ディスクスコアは下記のように計算されます:

0% ~ 65% フル

100%

65% ~ 75% フル

75%

75% ~ 85% フル

50%

85% ~ 95% フル

25%

100% フル

0%

チケットスコア - マシンに割り当てられている期限超過のチケットは以下のようにスコア付けされます:

期限超過 0

100%

期限超過 1 または 2

75%

期限超過 3~5

50%

期限超過 6~10

25%

期限超過 10以上

0%

注: マシンIDを削除しても、システムはチケットを削除しません。チケットサマリチャートには、マシンID/グループIDフィルターに一致するチケットは含まれません。削除されたマシンIDに対してマシンデータが存在しないので、このテーブルにはビューは適用されません。

イベントログスコア - モニターされているイベントログからの警報は、システムの潜在的な問題を表しています。指定期間に、各マシンで発生した、イベントログ警報の数は以下のとおりです:

0 警報

100%

1~4 警報

75%

5~10 警報

50%

11~20 警報

25%

20 警報以上

0%

バックアップスコア - 最後のバックアップの実行からの日数をカウントします。バックアップが古いほど、スコアは低くなります。

最後のバックアップの実行から 0~3日

100%

最後のバックアップの実行から 4~7日

75%

最後のバックアップの実行から 8~14日

50%

最後のバックアップの実行から 15~30日

25%

最後のバックアップの実行から 30日以上

0%

アラームスコア - 生成されるアラームが少ないほど、スコアは高くなります。

0~3 アラーム

100%

4~9 アラーム

75%

10~19 アラーム

50%

20アラーム以上

25%

ワークステーションのアップタイムスコア - ワークステーションがアップである時間のパーセンテージが大きいほど、スコアは高くなります。

90

100%

80

75%

70

50%

60

25%

サーバーのアップタイムスコア - サーバーがアップである時間のパーセンテージが大きいほど、スコアは高くなります。

99

100%

97

75%

95

50%

90

25%

セキュリティスコア - 未処理の脅威は、システムの問題の可能性を示します。指定期間に、各マシンで発生した、未処理脅威数は以下のとおりです:

未処理脅威0

100%

未処理脅威1 ~ 4

75%

未処理脅威5 ~ 10

50%

未処理脅威11 ~ 19

25%

未処理脅威20以上

0%

注: セキュリティスコア が表示されるのは、Kaseya Endpoint Securityアドオンモジュールを個別に購入している場合だけです。

手順スコア - 手順は、便利なサービスをマシンに繰り返して提供できます。手順を何度も実行するほど、マシンの状態はよくなります。手順を前回実行してからの時間が長くなるほど、スコアは低くなります。手順スコアの重み付けされた閾値は、そのマシンで手順を前回実行してからの日数をカウントします。デフォルト値は以下のスコアを提供します:

1

手順の実行から 0~3日

100%

2

手順の実行から 4~9日

75%

3

手順の実行から 10~19日

50%

4

手順の実行から20日以上

25%

注: 結果を返すには、少なくとも「 * 」を説明フィルターフィールドに入力する必要があります。