<Find>
要素は、このパッケージが適用可能かどうかを判断する方法を説明します。<Find/>
ブロックのいずれかが実行可能ファイルを検出できる場合、このパッケージが使用されます。
満足
<Find/>
ブロックは、適切な実行可能ファイルを検出した場合に"満たされた"ことになります。<Find/>
ブロックは常に、その子の<Name/>
要素で指定された名前をもつファイルをディスク上で探します。<Find/>
要素は、<Location/>
タグを使用して、実行可能ファイルが存在する場所を調べます。それぞれは、文字列の値を探し、次に適切な名前のフィールドをポイントしているか確認します。<Location/>
が実際のファイルのパスを検出したが、ファイル名が<Name/>
要素と一致しない場合は、<Find/>
ブロックは満たされません。ブロックが満たされるのは、<Location/>
がパスを検出し、そのパスが<Name/>
要素と一致する、適切な名前をもつファイルをポイントしている場合のみです。
複数のEXE名
移行するアプリケーションが複数の異なる名前(たとえば、1つは32ビットシステム用で、もう1つは64ビットシステム用)をもつ可能性がある場合、名前ごとに1つずつ、複数の<Find/>
ブロックを指定する必要があります。
<Find>
<Name>Crunch64.exe</Name>
<Location Type="file" File="%programfiles%\Crunch\Crunch64.exe" />
<Location Type="registry" SubType="value">
HKCU\Software\Crunch\NativeLocation
</Location>
</Find>
<Find>
<Name>Crunch32.exe</Name>
<Location Type="file" File="%programfiles%\Crunch\Crunch32.exe" />
<Location Type="registry" SubType="value">
HKCU\Software\Crunch\NativeLocation
</Location>
</Find>
評価の順番
<Find/>
ブロックは、ドキュメントの順番に評価されます。最初のものがまず評価され、二番目は二番目に、など以下同様です。どれかのブロックが「満足」すると、評価は終わり、以後のブロックは無視されます。このように、どの実行可能形式が見つかるかが重要であるならば、リストの最上位により望ましいものを配置しなければなりません。
見つける必要がない場合
時には、必ず存在するとわかっている何かに対するパッケージを書くことがあります。たとえば、システムのコンポーネントまたは組み込みのアプリケーションなどです。このような場合、<Find/>
ブロックを完全に取り除くことができます。エンジンはこれを自動的に「満足」と取扱い、設定パッケージを移行します。
属性 |
説明 |
可能な値 |
必須ですか? |
なし |
|
|
|
子供 |
最小 |
最大 |
1 |
1 |
|
1 |
任意 |