設定

<Setting/>要素は、このパッケージが移行する設定を記述します。

マッピング

すべての文字列が、ソースから移行先へマップされます。プログラムファイルのディレクトリがマシンによって変化する場合、エンジンが通知し、そこをポイントするパスを訂正します。同様に、ユーザーのドキュメントフォルダが移動した場合、適用する前にパスが更新されます。

レジストリーパスの別名

多くの設定はレジストリーに保存され、レジストリーパスによって参照されます。以下の別名がエンジンによって認識され、設定パッケージを読みやすくします。別名を使用するすべての例。

設定内での設定

設定をグループ化する際に便利であり、設定パッケージが読みやすくなります：

        <Setting Name="Security">

            <Setting Name="EnablePGP">

                <Location Type="registry" SubType="value">

                    HCKU\Software\Crunch\EnablePGP

                </Location>

            </Setting>

            <Setting Name="RequirePassword">

                <Location Type="registry" SubType="value">

                    HCKU\Software\Crunch\PasswordRequired

                </Location>

            </Setting>

        </Setting>

これは設定パッケージ内での単なる論理的グループであることに注意してください。それらの設定がどのように保存されているかに対応する必要はありません。任意の数の設定を任意の深さでグループ化できます。

こうした設定の名前も、少し異なっています。ネストされている設定には、認証された名前があり、それはその親の認証された名前、順方向のスラッシュ、そしてそれ自体の名前で構成されます。したがって、これらの設定の修飾名はSecurity/EnablePGPおよびSecurity/RequirePasswordになります。

registry/subkeyの指定によるキーツリーの移行

たいていの場合は、レジストリーキーの全体、そのすべての値、そのすべてのサブキー、およびそのすべての値を移動したいと思うでしょう。これはType="registry" SubType="subkey"を指定することで実現できます。

        <Setting Name="CrunchSettings">

            <Location Type="registry" SubType="subkey">

                HKCU\Software\Crunch

            </Location>

        </Setting>

すべての文字列は自動的にマップされ、すべてのデータタイプは自動的に決定されます。一定の場合に、レジストリーに移行したいファイルへのパスが含まれていれば、そうしたパスはファイルパスを使用して個別に取り扱えるはずです。registry/subkeyを使用する方法をまず試してください。他のレジストリのSubTypeは必要な場合にのみ使用してください。

registry/valueの指定によるレジストリ値の移行

レジストリーの値はそのパスを与えて移行できます：

        <Setting Name="ReticulateSplines">

            <Location Type="registry" SubType="value">

                HKCU\Software\Crunch\ReticulateSplines

            </Location>

        </Setting>

registry/valueexistenceの指定による、レジストリ値の有無によらない移行

時にはアプリケーションにはレジストリーの値に関する情報が保存されていないことがあｒますが、その存在をチェックします。これは以下のように移行できます：

        <Setting Name="IsRegistered">

            <Location Type="registry" SubType="valueexistence">

                HKCU\Software\Crunch\Registered

            </Location>

        </Setting>

fileの指定によるファイルの移行

固定位置でのファイルの移行は簡単です：

        <Setting Name="DataFile">

            <Location Type="file" File="C:\Path\To\File.dat" />

        </Setting>

可能な限り、変数を使用します：

        <Setting Name="DataFile">

            <Location Type="file" File="%ProgramFiles%\Crunch\File.dat" />

        </Setting>

filepathの指定によるレジストリ内にパスがあるファイルの移行

設定が実際にファイルへのパスである場合、しばしばパスだけなく、ファイルも同様に保存したい場合があります。この場合、Type="filepath"属性を<Setting/>に追加すると、エンジンがファイルを移動します。レジストリーの値がマップおよび移行され、ファイルが移行されて、適切にマップされた場所へ適用されます。

        <Setting Name="DataFile" Type="filepath">

            <Location Type="registry" SubType="value">

                HKCU\Software\Crunch\DataFilePath

            </Location>

        </Setting>