デバイスのサマリー
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[デバイスのサマリー]ページでは、選択したデバイスのソフトウェア属性およびハードウェア属性の監査をスケジュールして実行します。選択した単一のデバイスについて収集したすべての監査情報が、このページにある下部パネルの複数のタブに表示されます。このページで選択できるデバイスIDのリストは、使用しているデバイスID/マシングループのフィルター、およびスコープによって異なります。
アクション
- 監査のスケジュール - 選択したデバイスについて、指定時間に監査をスケジュールします。一度、または定期的にスケジュールします。再発のタイプ(一度のみ、毎時間、毎日、毎週、毎月)ごとに、それぞれの再発のタイプに適する追加オプションを表示します。定期的スケジューリングには、再発生の開始日と終了日の設定が含まれます。次のオプションがあります。
- スケジュールは(サーバーではなく)エージェントのタイムゾーンに基づく - チェックした場合、[スケジューラ]ダイアログの時間設定は、エージェントマシンのローカル時間を参照して、このタスクの実行時刻を決定します。チェックしない場合、時刻設定は、[システム] > [プリファレンス]で選択したサーバー時間オプションに基づいてサーバー時刻を参照します。デフォルト値は、[システム] > [デフォルト設定]ページで設定されます。
- 配布ウインドウ - ネットワークのトラフィックやサーバーのローディングを広げるために、指定した期間数以下でランダムに選択した時間にタスクを再計画します。たとえば、あるタスクの実行時間が午前3:00にスケジュールされ、配布期間が1時間の場合、タスクが午前3:00~午前4:00のランダムな時刻に実行されるようにスケジュールが変更されます。
- オフラインなら省く - これをチェックすると、マシンがオフランなら、省略して、次の計画期間と時間を実行します。これをチェックしないでマシンがオフラインなら、マシンがオンラインになったときにすぐにタスクを実行します。
- 以下の時間範囲を除外する - 配布期間にのみ適用されます。チェックした場合、配布期間内でタスクのスケジューリングを除外する時間範囲を指定します。配布期間外の時間範囲を指定すると、スケジューラにより無視されます。
- ここで監査を実行する - 選択したデバイスの監査を実行します。
- ログのリクエスト - デバイスログはKaseyaのサポート専用です。デバイスログには、VSAと選択したデバイスとの間で送受信した実際のメッセージが記録されます。サービスプロバイダーはこの情報を必要としないので、[デバイスのサマリー]ページで[ログのリクエスト]ボタンがクリックされない限り、選択したデバイスのデバイスログは表示されません。クリックにより[ログ]タブにはデバイスログのエントリーが表示されます。選択したログエントリーの[ログ詳細の表示]ボタンをクリックすると、メッセージのテキストが表示されます。
- 更新 - ページを更新します。
テーブルの列
- (デバイスのステータス) - ユーザーのデバイス上でのKaseyaエージェントアプリのステータス。
- 作成済み。
- 招待失敗。
- 招待済み - ユーザーのデバイスにKaseya Agentアプリをインストールするための招待状がユーザーに送信されています。
- 招待拒否。
- インストール中。
- インストール失敗。
- 正常 - アプリがインストール済みであり、正常に動作しています。
- コマンド保留中。
- コマンド送信済み。
- 応答不能。
- 処理中。
- コマンド送信済み - 再試行
- 忌避可能
- コマンド送信済み - 失敗
- Android
- Apple
- Blackberry
- 追跡が開始され、デバイスがチェックイン中です。
- 追跡は保留中で、デバイスがチェックインすると追跡を開始します。
(空白) - 追跡が無効です。
- Device.GroupID - デバイスの識別子とマシングループです。 この値を変更するには、[デバイスのステータス]ページの[編集]をクリックします。
- 最後のチェックイン - デバイス上のKaseyaエージェントアプリがMobile Device Managementに最後にチェックインした日付/時刻。
- 最後の監査 - 最後の監査の日付/時刻。
- 次の監査 - 次の監査がスケジュールされている日付/時刻。
- 最初のチェックイン - 管理アプリがMobile Device Managementに最初にチェックインした日付/時刻。
- Eメールアドレス - このデバイスと関連付けられているEメールアドレスで、表示専用です。この値を変更するには、[デバイスのステータス]ページの[編集]をクリックします。
その他のすべてのフィールド定義については、次の「[一般]タブ」のセクションを参照してください。
一般タブ
オペレーティングシステム
- タイプ - デバイス上のオペレーティングシステムのタイプ。
- OSのバージョン - デバイスが使用するオペレーティングシステムのバージョン。
- ビルド - オペレーティングシステムのビルド番号。
デバイス情報
- 名前 - デバイスがデバイス自体を識別する名前。この値を変更するには、[デバイスのステータス]ページの[編集]をクリックします。
- エージェントID - KaseyaエージェントのGUID。
- デバイス識別子 - メーカーがデバイスに一意に割り当てた識別子。 この値を変更するには、[デバイスのステータス]ページの[編集]をクリックします。
- シリアル - デバイスのシリアル番号。
- IMEI - デバイスに挿入されているSIMカードとは独立な、デバイスのメインアセンブリの一意の識別子。IMEI番号はGSM、WCDMA、およびiDENの携帯電話に適用されます。
- ICC - デバイスに挿入されているSIMカードの一意の識別子。
- KMDMバージョン - デバイス上のKaseyaエージェントアプリのバージョン。
- 電話番号 - デバイスの電話番号。電話番号をもたないモバイルデバイスもあります。 この値を変更するには、[デバイスのステータス]ページの[編集]をクリックします。
- データのローミング - [
True
]または[False
]。 - WiFi MAC - デバイスのMAC ID。
場所
- タイムゾーン - デバイスが使用するタイムゾーン。
- 最後の緯度 - デバイスが返した最後の緯度。
- 最後の経度 - デバイスが返した最後の経度。
プラットフォーム
- メーカー - デバイスのハードウェアの製造会社。
- モデル名 - デバイスのハードウェアのモデル名。
- モデル - デバイスのハードウェアのモデル番号。
- ラジオのバージョン - デバイスが使用するモデムファームウェアのバージョン。これは"ベースバンド"バージョンとも呼ばれます。
- 内部合計 - 利用可能なハードウェア内蔵メモリの合計。
- 外部合計 - 利用可能な外付けメモリの合計。
- 内部空き - ハードウェア内蔵メモリの利用可能な空き容量。
- 外部空き - 利用可能な外付けメモリの空き容量。
ホームネットワーク
- ホームキャリア - デバイスのメインサービスプロバイダー。
- ホームMCC - デバイスのホームMCC(モバイル用国コード: Mobile Country Code)。面積が広い国では、複数のMCCをもつことがあります。
- ホームMNC - デバイスのメインサービスプロバイダーのMNC(モバイルネットワークコード: Mobile Network Code)。
現在のネットワーク
- 現在のキャリア - デバイスが現在使用中のキャリア。
- 現在のMCC - デバイスが現在使用しているモバイル用国コード。
- 現在のMNC - デバイスが現在使用している通信事業者/キャリアのモバイルネットワークコード。
[設定]タブ
これらのデバイス設定は、デバイスにデバイスの位置と追跡のプロファイルを割り当てることで設定されます。
- WiFiに接続されている時だけチェックイン - チェックした場合、Kaseyaエージェントアプリは、WiFi接続が利用可能なときにのみチェックインします。チェックしない場合、Kaseyaアプリは、WiFi接続が利用可能でないときに携帯電話ネットワークでチェックインします。
- デバイスの追跡 - チェックした場合、追跡が有効になります。位置データは複数の事前定義パラメータでフィルター処理され、実際には正確で有用な位置データのみがVSAに送信されます。記録した位置データは、エージェントが次回チェックインしたときにのみVSAに送信されます。次の一般的な基準が使用されます。
- 正確度 - GPSタワーまたは衛星から受信した個々の位置更新データは、GPSソースがもつ位置データの正確度を表す、正確度評価をもちます。
- エージ - デバイスは位置データをキャッシングしており、新しい位置更新データを最近受信していない場合は、Kaseyaエージェントアプリに古い位置データを送信することもあります。
- 移動距離 - 前回の位置更新からデバイスが移動した距離です。デバイスが移動しなかった場合、この値はゼロです。
- エージェントのチェックイン時間(分) - このフィールドは、Kaseyaエージェントアプリのバージョン1.1以降を使用してインストールしたエージェントでは無視されます。チェックインを試行する最小間隔を設定します。複数の環境的要因とデバイス動作要因により、実際にチェックインが実行される時点は異なります。この値が小さいほど、バッテリ電力の消費が多くなります。
- 追跡の正確度(メートル) - この値は、渡される位置情報に要求する正確度のヒントとしてGPS受信機に渡されます。要求する正確度が高くなるほど、つまり指定する値が小さくなるほど、位置情報を得るための所要時間が長くなり、消費電力が多くなります。
- 要求する最小正確度(メートル) - この値により、VSAに送信して保存する価値があるとみなされる位置情報が決まります。たとえば、デバイスを携帯して自動車や電車で移動する場合、デバイスの位置が急速に変化するので、位置追跡情報の正確度が低下し、ある時点で無用の情報になります。この値よりも正確度が低い位置は除外されて記録されず、VSAにも送信されません。この値が、デバイスから送信される位置情報の質と量を左右する最大の基準です。
- 追跡移動距離 - この値は、位置更新イベントがトリガーされて位置情報がエージェントに送信されるために、デバイスが移動する必要がある最小距離(単位: m)を定義します。エージェントもこの値を使用して、位置情報を記録してVSAに送信するかどうかを決定します。たとえば、この値が500 mに設定されていて、デバイスの移動距離が10 mの場合、エージェントはこの位置を記録しません。ただし、最小/最大追跡時間(分)が満たされる場合を除きます。
- 最小/最大追跡時間(分) - これらの値は、位置情報点を記録する頻度を定義します。最小値は、位置情報点の最小の時間間隔を定義します。たとえば、この値が10分の場合、最後に有効な場所が報告されてから10分以上経過しないと、エージェントに報告する対象の位置情報は記録されず、VSAにも送信されません。ただし、最大値により決まる時間内に有用な位置が記録されていない場合、正確度や移動距離には無関係に、その位置が記録されます。
位置記録の例:
- 適切な追跡の正確度を指定して、位置が要求されます。
- 返された位置情報の正確度の値が、[要求する最小正確度(メートル)]の値よりも大きい場合、位置情報は破棄されます。
- デバイスの移動距離が[追跡移動距離(メートル)]の値未満の場合、位置情報は破棄されます。
- 前回に記録された位置情報からこの位置情報までの経過時間が[最小追跡時間(分)]の値未満の場合、位置情報は破棄されます。
- 前回に記録された位置情報からこの位置情報までの経過時間が[最大追跡時間(分)]の値より大きい場合、前述のチェックでは破棄される内容であっても位置情報が記録されます。
[アプリケーション]タブ
[アプリケーション]タブには、選択した管理モバイルデバイスにインストールされているアプリのリストが表示されます。
[アプリ適合]タブ
[アプリ適合]タブには、選択したモバイルデバイスについて、2種類のアプリ適合リストが表示されます。詳細情報については、「デバイス上のアプリの管理」を参照してください。
- デバイスに欠落している必須アプリ
- デバイスにインストール済みの不許可アプリ
テーブルの列
- (アプリタイプ)
- ストアアプリ -
- 選択した場合、[URL]を指定する必要があります。 - 企業アプリ -
- 選択した場合、[アプリバイナリ]を指定する必要があります。
- パッケージ名 - 逆引きドメインフォーマットでのアプリの省略しない名前。例:
com.kaseya.enterprise.agent
. - アプリ名 - アプリの分かりやすい名前。例:
Agent
. - バージョン - アプリケーションのバージョン番号。例:
1.2.0.0
. - 最後の招待送信 - このアプリをインストールするための招待がモバイルデバイスに最後に送信された日付/時刻。
[ログ]タブ
[ログ]タブにはデバイスのログエントリーが表示されます。デバイスログはKaseyaのサポート専用です。デバイスログには、VSAと選択したデバイスとの間で送受信した実際のメッセージが記録されます。サービスプロバイダーはこの情報を必要としないので、[デバイスのサマリー]ページで[ログのリクエスト]ボタンがクリックされない限り、選択したデバイスのデバイスログは表示されません。クリックにより[ログ]タブにはデバイスログのエントリーが表示されます。選択したログエントリーの[ログ詳細の表示]ボタンをクリックすると、メッセージのテキストが表示されます。