[アクション]タブには、アクションのセットが表示されます。アクションは、直接または継承によって定義します。各アクションは、特定のアラームカウントに対応して実行されます。同じアラームカウントに対して複数のアクションを定義することができ、それが一般的です。
注: アラームカウントとアラーム状態は異なることに注意してください。任意のアラームカウントを使用して一連のアクションを実行できます。アラーム状態のカウントに一致している必要はありません。
デフォルトのチケットアクション
Network Monitorのインストール時に、チケットアクションがKNM
のルートノードに追加されます。デフォルトでは、チケットアクションはモニターツリー内の他のすべてのノードに継承されます。これによって、チケット発行モジュールまたはService Deskモジュールでチケットの自動作成が可能になります。
リカバリアクション
アラーム状態の資産を修正するために管理者が介入しなければならないことがあります。また、資産が一時的にアラーム状態になった後、独自に回復することもあります。いずれの場合でも、モニターが回復すると、Network Monitorは一連のリカバリアクションを実行できます。リカバリアクションは、モニターがOK状態に戻ると実行されます。 モニターが回復すると、アラームの数に関係なく、モニターの[アクション]タブに表示されたすべてのリカバリアクションが実行されます。
[アクション]タブへのアクションの追加
アクションおよびリカバリアクションの階層管理
すべてのノードには[アクション]タブがあります。[アクション]タブには、現在選択しているノードに適用されるすべてのアクションおよびリカバリアクションが表示されます。[継承元]列には、すべての上位ノードから継承されるアクションが表示されます。現在選択しているノードに、アクションおよびリカバリアクションを追加できます。このタブにあるすべてのアクションおよびリカバリアクションは、アクションおよびリカバリアクションを継承するように設定されている子ノードに適用されます。
アクションおよびリカバリアクションの継承の無効化
現在選択しているノードについて、アクションおよびリカバリアクションの継承を無効にできます。継承されたアクションおよびリカバリアクションを無効にすると、アクションおよびリカバリアクションを継承するように設定されている子ノードへの継承が無効になります。[基本プロパティ]タブまたは[詳細]タブの編集モードでは、[警報およびリカバリの設定]セクションが表示されます。現在選択しているノードから、継承しているアクションおよびリカバリアクションをすべて削除するには、[アクションの継承]のチェックを解除します。この変更を保存した後、現在選択しているノードの[アクション]タブが再表示されます。継承されていたアクションとリカバリアクションが表示されなくなりました。
顧客固有のアクションおよびリカバリアクションの管理
アクションおよびリカバリアクションのセットをモニターツリーの"顧客"レベルで管理し、カスタマイズすると非常に便利です。たとえば、単一のネットワークを表すゲートウェイノードを使用して、顧客固有のアラームメッセージおよびアラームアクションを作成できます。これにより、これらの顧客設定が、モニターツリー内のそのゲートウェイノードより下にあるすべてのモニターに継承可能になります。
ゲートウェイに対するアクション
ゲートウェイに割り当てられたモニターの場合、アクションの実行は少し異なります。次のアクションは常にサーバー側で実行されます。
Eメールの送信
SMSの送信
Pagegate経由のページング
その他すべてのアクションはゲートウェイ側で実行されます。