init.cfg
ファイルは、構成付きのデータベースを読み込む前に必要な設定を行うため、Network Monitorによって使用されます。このファイルは、Network Monitorがウェブサーバーを起動するポート、およびNetwork Monitorが起動するモード(標準、分散サーバーまたは分散ゲートウェイ)を制御します。init.cfg
ファイルはKNMルートディレクトリにあります。
ログ
LOG_LEVEL = 0
- ログレベル。ゼロ以外の値に設定すると、Network Monitorはデバッグ情報をテキストログに書き込みます。有効なログレベルは0、1、2です。ログレベルを2(デフォルト値は1)に設定すると、Network Monitorは詳細情報を<Kaseya_Installation_Directory>\Logs\Services\KaseyaNetworkMonitor.log
ファイルに記録し始めます。たとえば、メールやSMSの送信動作をデバッグするときに便利です。Network Monitorの実行中に変更できます。SSH2
SSH2_TIMEOUT=25000
- SSH2クライアントのタイムアウト時間(単位はミリ秒)。デフォルト値は25000
(25秒)です。Network Monitorの実行中に変更できます。SSH2_TRACELEVEL=0
- TRACELEVELを使用して、SSH2接続をデバッグできます。デフォルト値は0
です。有効な範囲は0~4(最大出力)です。Network Monitorの実行中に変更できます。スレッドプール構成のテスト
TP_INIT_SIZE
- スレッドの初期サイズ。デフォルト値は20
です。TP_MAX_AGE
- スレッドを未使用状態にできる最大期間(単位は秒)。その期間を過ぎるとプールから削除されます。デフォルト値は3600
(1時間)です。このパラメータの目的は、スレッドプールを構成に最適なサイズに調整することです。TP_MAX_SIZE
- スレッドプールの最大サイズ。デフォルト値は125
です。その他
OBJECT_IP_CACHE=1
- Network Monitorがすべての資産のホスト名をIPアドレスに解決します。ローカルDNSに問題がある場合は、この機能を無効にできます。デフォルト値は1
(有効)です。オプションは0
(無効)です。Network Monitorの実行中に変更できます。DELAY_TEST_START=0
- このパラメータを使用すると、Network Monitorの起動時にモニターテストの開始を遅らせることができます。デフォルト値は0
秒です。Network Monitorのモニターテストの開始を遅らせることで、マシンの起動時間を短縮できるので便利です。Network Monitorの実行中に変更することはできません。OPERATOR_SESSION_TIMEOUT=20
- ユーザーセッションのタイムアウト値を設定します(単位は分)。タイムアウトが不要の場合は、値を-1に設定します。Network Monitorの実行中に変更できます。SNMP_TIMEOUT=10000
- すべてのSNMP機能(モニター、アクションなど)によって使用されるタイムアウトを設定します(単位はミリ秒)。デフォルト値は10秒です。Network Monitorの実行中に変更できます。ENABLE_CRASHFILE=true
- 有効にした場合、Network Monitorがデッドロック状態でハングすると、crash.now
という名前のクラッシュダンプファイルがKNMのルートディレクトリに出力されます。このファイルは、Network Monitor開発者がデッドロック発生の原因を分析するために使用されます。Network Monitorの実行中に変更できます。DISTTEST_UPDATE_INTERVAL=60
- ゲートウェイとサーバーとで情報を交換するイベント間の時間。ゲートウェイとサーバーのinit.cfg
ファイルで、それぞれ異なる値に設定できます。推奨値はデフォルト値の60秒です。DISABLE_RTS
- この変数が存在し、起動時にinit.cfg
ファイルで1に設定されている場合、リアルタイム統計はモニターに読み込まれません。これによって、Network Monitorの起動時間が大幅に短縮されます。NO_TESTING
- この変数が存在し、起動時にinit.cfg
ファイルで1に設定されている場合、ユーザーがテストを再び有効にするまでテストは実行されません。HOSTNAME_OVERRIDE=myhost.domain.local
- 通知をユーザーに送信するときに、モニター/資産へのリンクが通知Eメールに記載されます。リンクはNetwork Monitorのホストマシンのホスト名から始まります。このパラメータを使用して、ホスト名をオーバーライドできます。Network Monitorの実行中に変更できます。DISTTEST_MODE=server
- このパラメータは、Network Monitorに分散サブシステムを「サーバー」モードまたは「ゲートウェイ」モードで起動するように指示します。このパラメータは、DISTTEST_ENABLE
パラメータに依存します。Network Monitorの実行中に変更できます。DISTTEST_ENABLE=1
- このパラメータは、Network Monitorに分散サブシステムを起動するように指示します。このパラメータは、DISTTEST_MODE
パラメータに依存します。パラメータを1に設定すると有効になり、0に設定すると無効になります。Network Monitorの実行中に変更できます。