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変数の使用

変数を使用して、複数の手順ステップで参照される値を保存します。変数は、自動的にネストされた手順に渡されます。

  • 変数を作成する2つの方法:
    • 手順変数 - 変数を入手コマンドを手順内で使用して、特殊文字を使用しない新しい変数名を作成します。例:VariableName。以後のステップでは、ネストされた手順のステップを含めて、#文字の変数名を括弧で囲って、変数を参照します。例:#VariableName#。手順の変数は、それを作成した手順またはネスト化された手順の外側では参照できません。
    • 管理される変数 - 変数マネージャを使用して、別の手順で繰り返して使用できる変数を定義します。各管理変数で複数の値を管理することができ、各値には複数のグループIDを適用できます。作業中は、管理変数に新しい値を再度指定することはできません。作業中は、<>文字で囲った変数名で管理する変数を参照します。例:<VariableName>
  • 使用場所 - 変数を作成すると、括弧に囲まれたフォーマットで、IF-ELSE-STEPダイアログボックスで表示される任意のテキスト入力フィールドに含めることができます。
  • 大文字と小文字を区別 - 変数名は大文字と小文字を区別します。
  • 予約文字 -<>および# の文字は変数名を示すために使用するので、これらの文字はコマンドラインの正規テキストとして二度入力する必要があります。たとえば、次のコマンドc:\dir >> filelist.txtは、手順の実行時にはc:\dir > filelist.txtと解釈されます。
  • 可能な変数の値の種類 - 以下は、変数を入手パラメータを使用して通常取得される変数の値の種類です。
    • レジストリー値 - 管理されるマシンで指定されるレジストリー値のデータ。
    • ファイルの内容 - 管理されるマシンの指定したファイルのデータ。
    • 定数値 - 手順エディタで入力した定数。
    • エージェントのインストールディレクトリのパス - 管理されるマシンでエージェントをインストールするディレクトリ。
    • エージェントのインストールドライブ - 管理されるマシンでエージェントをインストールするドライブ、c:\など。
    • エージェントの作業ディレクトリのパス - エージェント > 作業ディレクトリで指定される、管理されるマシンでの作業ディレクトリ。

      警告:作業中のディレクトリ内のファイルとフォルダは削除しないでください。 エージェントは、いろんなタスクを実行するために、作業ディレクトリに保存されたデータを使用します。

    • ユーザーの一時的ディレクトリのパス - 管理されるマシンに現在ログオンしているユーザーの一時的ディレクトリ。このパスは、現在ログオンしているユーザーに対して環境変数%TEMP%の展開になります。ユーザーがログオンしていない場合は、デフォルトのWindowsの一時的ディレクトリになります。
    • Machine.Group ID - 手順を実行しているエージェントのマシンID。
    • ファイルのバージョン番号 - 管理されるマシンの指定したファイルのソフトウェアバージョン番号。たとえば、exeまたはdllなどのファイルは、しばしばリリースのバージョン番号を含んでいます。
    • ファイルサイズ - 管理されるマシンの指定したファイルのバイト単位でのサイズ。
    • ファイルの最終変更日 - yyyy/mm/dd hh:mm:ssのフォーマットで表される、管理されるマシンの指定したファイルの協定世界時(UTC)での最後の変更日時。
    • SQLビューデータ - GetVariable コマンドをSQLビューデータオプションで使用して、新しい手順変数を作成し、それをdbo.SqlView.Columnの値に設定します。SqlViewName/ColumnName/mach.groupIDまたはSqlViewName/ColumnNameのフォーマットを使用します。オプションのマシンIDが省略されている場合、手順を実行しているエージェントの値を取得します。ColumnNameに空白文字が含まれる場合は、 角括弧で囲みます。例:vSystemInfo/[Product Name]。使用可能なSQLビューおよび列のリストについては、 システム > データベースビューを参照してください。

      注: - 自動的SQLビューデータ変数 - SQLビューパラメータは、自動的に宣言される手順変数として使用可能です。自動変数によって、GetVariable コマンドをSQLビューデータオプションの使用をスキップできます。手順でフォーマット#SqlViewName.ColumnName#を使用すると、手順を実行しているエージェントのdbo.SqlView.Columnの値が返されます。

    • WMI プロパティ - WMI ネームスペース、クラス、およびプロパティ。指定する WMI プロパティのフォーマットはNameSpace:Class.Propertyとなります。たとえば、root\cimv2:Win32_OperatingSystem.FreePhysicalMemory です。次の構文を使用してインスタンスを指定します:NameSpace:Class[N].Property ここで [N] はインスタンス番号です。たとえば、root\cimv2:Win32_OnboardDevice[3].Description です。最初のインスタンスは、インスタンス番号を [1] と指定することも、指定しないことも可能です。
    • 式の値 - 手順変数および次の6つの算術演算子 +-*/(、および ) から構成され、評価されて、新しい手順変数に割り当てられる式を指定します。たとえば、((#variable1# + #variable2#) + 17.4) / (#variable3# * 4) です。手順変数には数値が含まれる必要があります。
    • 64-ビットレジストリー値 - 管理されるマシンで指定されるレジストリー値のデータ。
    • 手順が指定されたらプロンプトする - エージェント手順を実行するときに、値の入力を促すメッセージを表示します。値は、指定した変数名で保存されます。プロンプトのテキストと変数名を指定します。たとえば、この手順を実行するたびに、VSAユーザーは別のマシンのディレクトリを入力できます。