JVMパフォーマンスモニター
JVMパフォーマンスモニターは、JMXを使用してJava Beanオブジェクトとそのデータを照会します。このモニターは、比較演算を使用して、Java Bean値を比較値と比較します。比較演算でfalse
と評価されると、モニターはテストに失敗します。オプションで、2つのパフォーマンスカウンターを照会して組み合わせてから、比較値と比較することができます。
- システムのタイプ:: Windows、Linux/UNIX、その他/不明
- カテゴリー:パーフォマンス
CPUの平均使用率のモニタリング
すべてのBeanオブジェクトとそのデータは、次の設定の組み合わせを除いて、Java VMパフォーマンスデータ
のデータタイプを使用します。
- オブジェクト -
java.lang.type=OperatingSystem
- カウンター-
ProcessCpuTime
- データタイプ -
CPU使用率
この場合、CPUの平均使用率(JConsoleに表示されるCPU使用率に類似)は、ProcessCpuTime
カウンターの2つのサンプルとその間の既知の時間遅延を取得して計算されます。オプションとして、データ(単位: %)が表示されます。
構成
- Javaサーバーでは、JMXがアクティブであり、かつLAN経由でアクセスできる必要があります。
- Network Monitorゲートウェイ(Network Monitorサーバーコンピュータのローカルゲートウェイを含む)には、32ビットアプリケーション用のOracle Java JDK(または少なくともJRE)をインストールしておく必要があります。64ビットのJavaがインストールされている場合は、完全に削除するか、少なくともPATH環境変数から完全にクリアしてください。Javaインストーラは、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.htmlからダウンロードできます。
- ゲートウェイがx64 Windowsを実行しており、32ビットバージョンのJava JRE(またはJDK)がインストールされている場合は、[コントロールパネル] > [システム] > [システムの詳細設定]にアクセスし、次の文字列を
システム
ユーザーのPATH
環境変数に追加します。
;C:\Program Files (x86)\Java\jre7\bin;C:\Program Files (x86)\Java\jre7\bin\client
%JAVA_HOME%\bin\client
フォルダ(%JAVA_HOME%
はJavaインストールフォルダ)に、重要なファイルJVM.DLL
(JNIのNetwork Monitorインターフェースおよび最終的にはJava VM)が格納されていることを確認します。- ゲートウェイマシンを再起動し、設定がすべての実行中のアプリケーションとサービスに反映されていることを確認します。
- JDKがゲートウェイにインストールされている場合、JDKの
bin
フォルダのJConsole.exe
(32ビット)アプリケーションを実行して、JMXサーバーへの接続が利用可能であることを確認する必要があります。 - KNMの
local_gateway
サブフォルダなどのゲートウェイに、JARファイルjmx_connector.jar
(KNM
のインストールフォルダに格納)のゲートウェイ独自のコピーがあることを確認します。 - JVMパフォーマンスモニターを追加するときに、JVMアカウントがある場合はそのアカウントとポート設定を正しい値に設定します。次に、[再スキャン]リンクを選択します。[オブジェクト]、[カウンター]、および[インスタンス]の各リストボックスに利用可能なBeanとそのデータフィールドが入力されます。
モニター固有のプロパティ
注: ここでは、モニター固有の設定のみを説明しています。「標準モニター設定」を参照してください。
- オブジェクト/カウンター/インスタンス - テストするプライマリパフォーマンスBeanの名前。列挙機能を使用して、各値を列挙できます。カウンターの一部のタイプでは、インスタンスフィールドが意図的に空白になります。[再スキャン]リンクをクリックすると、各値が更新されます。
- オブジェクト/カウンター/インスタンス - オプション。セカンダリパフォーマンスBean。列挙機能を使用して、各値を列挙できます。カウンターの一部のタイプでは、インスタンスフィールドが意図的に空白になります。
- 複合演算 - 2つのカウンターを照会するときに使用するオプションの演算。加算、減算、除算、乗算を使用して、2つのカウンターの値から最終結果を求めることができます。
- 除数 - 比較前に、取得した値が除算される値。
- データタイプ - テストでサンプリングされるデータの単位。データタイプを使用して、レポート内で同じ型を使用する他のモニターとデータをグループ化できます。
- 値の型 - 取得した値と比較される値の型。
- 比較演算 - 比較で使用する演算
- 比較値 - 計算で得られた値と比較する値。
- 資格情報の継承 - JVM資格情報が必要な場合は指定します。チェックした場合、資格情報が継承されます。チェックしない場合、資産ノードの[認証]タブで資産に設定したJVM資格情報がオーバーライドされます。
- ポート - JVMサービスのポート番号。