SQL Serverモニター
SQL Serverモニタータイプは、Microsoft SQL Serverデータベースの重要な項目をモニターできます。このモニターはネイティブのSQL Serverインターフェースを使用しますが、Network MonitorのホストマシンにODBCドライバーをインストールする必要はありません。
- システムのタイプ:: Windows
- カテゴリー:データベース
注: ここでは、モニター固有の設定のみを説明しています。「標準モニター設定」を参照してください。
[基本]タブ
モニターの基本設定
データベースに接続し、構成済みのテストを実行するには、次のフィールドが必須です。
- ログオンアカウント - ログオンアカウントには、SQL Serverデータベースの認証時に使用する資格情報が格納されます。
- インスタンス名 - 使用するSQL Serverインスタンス名。
- データベース名 - 接続先のデータベースの名前。
- ポート - データベースサーバーがリスンするポート番号。デフォルトのポートは
1433
です。 - プロトコルのタイプ -
デフォルトのプロトコル
、TCP/IP
、名前付きパイプ
、共有メモリ
- データタイプ -
SQLクエリーの値
。これが、現在サポートされている唯一のオプションです。
パフォーマンスのモニタリング
注: 実行しないテストのフィールドを空白にします。
- 最大ユーザー数 - 同時にログオン可能なユーザーの最大数。
- バッファキャッシュヒット率 - バッファキャッシュヒット率は、ディスクにアクセスせずに提供されたリクエスト合計数の割合(単位: %)を示します。値が大きいほどデータベースのパフォーマンスが優れています。この値を許容可能な最小値に設定します。ヒット率がこの値を下回ると、モニターはテストに失敗します。
- レプリケーションの最大遅延 - マスターとスレーブとの最大時間差を表す値(単位: 秒)。この時間を超えると、モニターはテストに失敗します。
- SQLのコンパイル - 1秒間に実行可能なSQLのコンパイルの最大数。この値を超えると、モニターはテストに失敗します。1秒あたりのSQLのコンパイル数が多いと、CPU使用率が高くなることがあります。
テーブルスペースモニタリングのオプション
注: 実行しないテストのフィールドを空白にします。
テーブルスペースはディスクに保存されている物理ファイルに関連付けられます。各データベースは、テーブルおよびインデックスの保存用に1つ以上のテーブルスペースと関連付けることができます。テーブルスペース使用率をモニターすることで、テーブルスペース内の残りの空きスペースが閾値を下回る前に警告を受け取ることができます。
- データベースディスク使用率 - テーブルスペースの最大許容使用率を設定する閾値(単位: %)。このフィールドはデータベース内のすべてのテーブルスペースに適用され、後続のフィールドは、最大5つのテーブルスペースについて、このルールの例外の構成に使用できます。
- テーブルスペース使用率/最大使用率(1~5) - 特定のテーブルスペースの最大許容使用率の閾値。各フィールドはグローバルのテーブルスペース閾値をオーバーライドします。
閾値の設定
オプションのSQLステートメントを実行し、比較演算を用いてその出力を事前定義の値と比較できます。
- SQLクエリー - オプションで実行するSQLクエリー。
- 行がない場合は失敗 - このチェックボックスをチェックした場合、クエリーが行を返さないとモニターがテストで失敗します。
- 値の型 - データベースから取得した値と比較される値の型。
- 比較演算 - 返されたクエリー結果と比較値を評価し、テストの成功/失敗を判定する演算。
- 比較値 - クエリー結果と比較する値。
SQL Serverアカウント
- 資格情報の継承 - チェックした場合、資産から資格情報を継承します。チェックしない場合は、モニター固有の資格情報を入力します。
- ユーザー名/パスワード - このモニターへのアクセス認証に使用する資格情報。