Oracleモニター
このOracleモニタータイプは、Oracleデータベースの重要な項目をモニターできます。このモニターはネイティブのOracleインターフェースを使用しますが、Network MonitorのホストマシンにODBCドライバーをインストールする必要はありません。
- システムのタイプ:: すべて
- カテゴリー:データベース
注: ここでは、モニター固有の設定のみを説明しています。「標準モニター設定」を参照してください。
必要条件
OracleデータベースインストールクライアントをNetwork Monitorのサーバーまたはゲートウェイにインストールしてください。使用しているサーバーが64ビットの場合でも、32ビットのクライアントをダウンロードし、インストールしてください。これは、Network Monitorが32ビットのアプリケーションで、32ビットのドライバーが必要であるためです。
インストール後、パッケージをインストールしたフォルダがWindowsシステムパスに設定されていることを確認してください。このために、サーバーの再起動が必要になる場合があります。システムパスを変更した後、Network Monitorサービスを再起動して変更を反映します。Network Monitorが必要なDLLファイルにアクセスできない場合、Oracleモニターは失敗し、DLLファイルが見つからないというエラーメッセージが出力されます。
Oracleアカウント
データベースに接続し、構成済みのテストを実行するには、次のフィールドが必須です。
- 資格情報の継承 - チェックした場合、資産から資格情報を継承します。チェックしない場合は、モニター固有の資格情報を入力します。
- ユーザー名/パスワード - このモニターへのアクセス認証に使用する資格情報。
- サービス名 -
tnsnames.ora
ファイルに定義したサービスの名前。Network Monitorはこの情報を使用してOracleデータベースに接続します。 - ポート - Oracleデータベースサーバーがリスンするポート番号。
パフォーマンスモニタリングのオプション
- オープンカーソルの最大数 - 同時に開いているカーソルの最大数を表す数値。開いているカーソルの数がこの値を超えると、モニターはテストに失敗します。このテストを実行しない場合は、フィールドを空白にします。
- 長時間動作の閾値 - 動作を実行可能な最大時間の値(単位: 秒)。この時間を超えると、モニターはテストに失敗します。このテストを実行しない場合は、フィールドを空白にします。
- バッファキャッシュヒット率 - バッファキャッシュヒット率は、ディスクにアクセスせずに提供されたリクエスト合計数の割合(単位: %)を示します。値が大きいほどデータベースのパフォーマンスが優れています。この値を許容可能な最小値に設定します。ヒット率がこの値を下回ると、モニターはテストに失敗します。このテストを実行しない場合は、フィールドを空白にします。
- ログオンの失敗回数 - 1日に失敗したログオンの最大許容数を表す数値。この値をテストするには、監査機能を有効にする必要があります。このテストを実行しない場合は、フィールドを空白にします。
テーブルスペースモニタリングのオプション
テーブルスペースはディスクに保存された物理ファイルと関連付けられ、各データベースはテーブルとインデックスのストレージ用の1つ以上のテーブルスペースに関連付けることができます。テーブルスペース使用率をモニターすることで、テーブルスペース内の残りの空きスペースが閾値を下回る前に警告を受け取ることができます。
- テーブルスペース使用率(任意の値) - テーブルスペースの最大許容使用率を設定する閾値。このフィールドは、データベース内のすべてのテーブルスペースに適用されます。後続のフィールドは、最大5つのテーブルスペースについて、このルールの例外の構成に使用できます。このテストを実行しない場合は、フィールドを空白にします。
- テーブルスペース使用率(1~5) - 特定のテーブルスペースの最大許容使用率の閾値。各フィールドはグローバルのテーブルスペース閾値をオーバーライドします。このテストを実行しない場合は、フィールドを空白にします。
SQLクエリーオプション
オプションのSQLステートメントを実行し、比較演算を用いてその出力を事前定義の値と比較できます。
- SQLクエリー - オプションで実行するSQLクエリー。
- 行がない場合は失敗 - このチェックボックスをチェックした場合、クエリーが行を返さないとモニターがテストで失敗します。
- SYSDBA特権 - チェックした場合、資格情報をSYSDBAに昇格します。
- 値の型 - データベースから取得した値と比較される値の型。
- 比較演算 - 返されたクエリー結果と比較値を評価し、テストの成功/失敗を判定する演算。
- 比較値 - クエリー結果と比較する値。