SNMPモニター
SNMPモニターは、リモートSNMPエージェントから複数の資産識別子(OID)を照会するための動的ツールで、戻り値に基づいて計算を実行します。
注: Network MonitorがSNMP資産への接続に使用するコミュニティ名、SNMPバージョン、およびポートは、資産ノードの[認証]タブで設定します。資産ノードは、親ノードからこの設定を継承できます。「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
注: ここでは、モニター固有の設定のみを説明しています。「標準モニター設定」を参照してください。
モニター固有の設定
- OID1、2、3、... - 番号付きのOIDリストを指定します。
- このモニターにOIDを追加するには[OIDの追加]、削除するには[OIDの削除]をクリックします。
- 名前付きOIDを指定することも、数字のフォーマットでOIDを指定することもできます。名前付きOIDを指定する場合、フィールドのフォーカスが外れるとNetwork Monitorは自動的にそのOIDを数字のフォーマットに解決する処理を試行します。Network Monitorは、現在コンパイルされているMIBを使用して、OIDの数字フォーマットの検出を試行します。
- OIDフィールドの横にある[...]ボタンをクリックすると、MIBブラウザのダイアログが表示され、リモートSNMPエージェントから資産識別子を選択できます。
- MIBブラウザにOID番号が
@string
付きで表示された場合、この文字列をOIDの一部として使用できます。たとえば、ネットワーク接続のインデックス番号を指定する代わりに、OIDフィールドにOID .1.3.6.1.2.1.2.2.1.16@Intel(R) PRO/1000 MT Network Connection
を入力できます。
- 計算 - 資産識別子から照会された値を使用した計算。上のイメージの例では、インターフェースからネットワーク使用率を計算しています。
- 結果の変換 - 結果を読み取り可能な文字列に変換します。このオプションを選択できるのは、比較の値の型が
文字列
に設定されている場合に限られます。結果の変換機能を使用すると、非記述型OID値を読み取り可能な文字列に変換できます。取得されるOID値は数値のままですが、文字列として処理されます。
例1
Unknown(1), Alarm(2), Failed(3), Ok(4)
例2
Unknown=1,Alarm=2,Failed=3,OK=4
値1、2、3、4はそれぞれUnknown、Alarm、Failed、OKに変換されます。上の例は両方とも有効な表記です。最終的に変換された文字列が、比較演算で使用されます。
- 有効な値/最小/最大 - 指定の閾値を上回る/下回るすべての値を、モニターのフィルター処理により除外できます。
- データタイプ - テストでサンプリングされるデータの単位。データタイプを使用して、レポート内で同じ型を使用する他のモニターとデータをグループ化できます。
- カウンターモード
- 差 - 前回のテストと今回のテストの差を計算します。戻り値が徐々に増大している場合に推奨されます。
- 絶対値 - 返された絶対値を使用します。
- 値の型 - 取得した値と比較される値の型。
- 比較演算 - 比較で使用する演算
- 比較値 - 計算で得られた値と比較する値。