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ユーザ所有オブジェクトを共有

各ユーザは、フィルタをかけたビュー、レポート、手順、モニターセットなど、ユーザー所有オブジェクトを作成する能力があります。通常は、これらのオブジェクトはプライベートオブジェクトとして開始します。プライベートオブジェクトは、ほかのユーザーは見ることも使用することもできません。これらのユーザー所有オブジェクトは、他のユーザー役割または個人ユーザーで共有することができます。場合によっては、マスター 役割ユーザーは全ユーザーに公表されるユーザー定義オブジェクトを作成できます。共有オプションは、オブジェクトを使用する、編集する、エクスポートする、または追加ユーザーと共有する権利が含まれます。共有権は個々ののオブジェクトでそれぞれセットします。ユーザー所有オブジェクトの共有を選択できます:

  • そのユーザー役割を現在使う、使わないにかかわらず、どのユーザー役割でもあなたはそれのメンバーなのです。
  • 個人のユーザーは、あなたの現在のスコープのメンバーです。

オブジェクトに対する共有権がユーザー役割と個人役割の両方に与えられていると、共有権がお互いに追加されます。

通常、[共有] ボタンは、ユーザー所有オブジェクトを編集するページまたはダイアログに現れます。個人[共有] ボタンは、リスト内の各ユーザー所有オブジェクトの隣にあることもあります。

VSAにおけるユーザー所有オブジェクトの例としては:

  • ビューの定義
  • エージェントインストールパッケージの配置
  • ダッシュレットをモニターする
  • エージェント手順フォルダ
  • サービスデスク手順フォルダ
  • モニターセットフォルダ
  • SNMPセットフォルダ
  • レポートフォルダ
  • レポートセットフォルダ
  • サービスデスクチケットの名前が付いたフィルタ

注: フォルダーツリーは、どのようにフォルダーが共有されるかについてのルールを専用化しました。詳しくは、オンラインユーザーアシスタンスのエージェント手順 > スケジュール/作成 > フォルダ権利をご覧ください。

共有オプション

Kaseya 2共有オプション

  • 共有ペーンにユーザーまたはユーザー役割を加えるとそのオブジェクトをユーザーが使用できます。ビューを含む追加権利は, そのオブジェクトを使用するユーザーまたはユーザー役割に指定されなければなりません。
  • ユーザーまたはユーザー役割を追加する時に、ユーザまたはユーザー役割の追加権利のどれかをチェックすると(ビュー, 編集, 作成, 削除, 名前変更または 共有など)、これらの追加権利をそのユーザーまたはユーザーに提供します。ユーザーの追加権利を変更するには、それら、またはユーザー役割を一旦外し、その後、元にもどさなければなりません。
  • ビュー は、オブジェクトを見ることができることを意味しているのではありません。ビュー は、オブジェクトの構成が見えるが編集できないことを意味します。エクスポートオプションがある場合、ビューユーザーにオブジェクトをエクスポートできるようにします。
  • 共有はユーザーまたはユーザー役割が共有権を指定できることを意味します。

レガシー共有オプション

Kaseya 2内の特定の機能は、以下のようにレガシ―ダイアログを使て共有権を設定します。

  • 共有権はオブジェクトごとに割り当てられます。3つの共有チェックボックスのオプションがあります:最初の2つのチェックボックスは、相互に排他的であり、どのような共有権が割り当てられるかを決定します。最初の2つのチェックボックスのどちらもチェックされていないなら、共有アクセスを付与されているユーザーだけには共有オブジェクトが表示されますが、オブジェクトは使用も編集もできません。共有および非共有のリストボックスと三番目のチェックボックスが、誰がオブジェクトを見ることができるかを決定します。
    • 他の管理者に変更を許可- チェックすると、オブジェクトへの共有権を持つと、そのオブジェクトを使用、詳細を表示、および編集できます。
    • 他の管理者は使用できるが、表示または編集はできない - チェックすると、オブジェクトへの共有権では使用だけが可能です。
  • 公開する(すべての管理者が見られる) - チェックすると、すべての現在および将来のVSAユーザーはオブジェクトを見ることができます。空白の場合は、選択したユーザー役割およびユーザーだけが共有オブジェクトを見ることができます。空白で、新しいユーザーまたはユーザー役割が後から追加された場合、このダイアログに戻って特定のオブジェクト見ることができるようにする必要があります。

所有権を取る

最初にユーザー所有オブジェクトを作成すると、あなたはそのオブジェクトのオーナーになります。ユーザー所有オブジェクトは同時に1人のユーザーだけが所有できます。オブジェクトのオーナーは、いつもそのオブジェクトに対し「全権利」を持ちます。

マスター役割ユーザーは、オーナーシップを取ると呼ばれる追加の権利を持ち、彼らは ユーザーの共有オブジェクトに所有権を行使できます。マスター役割ユーザーが、ユーザー共有オブジェクト選択たり編集たりすると、オーナーシップを取るオプションが表示されます。オーナーシップを取られると、そのオブジェクトの新いオーナーは、そのオブジェクトに対し「全権利」を持つことになります。

共有オブジェクトの所有権を得る主たる理由は、もとのオーナーがその内容を維持できないので、あなたがそれをするためです。例えば、共有オブジェクトのオーナーは、会社を退職すると、アクセス権もなくなります。ほとんどの場合、マスター役割ユーザーは、他のVSAユーザーにより指定された共有権の範囲内で作業ができます。

注: VSAユーザーをシステムがら削除するとVSAユーザーに属する全オブジェクトの所有権を、そのユーザーを削除したVSAユーザーに与えることになります。

注: マスター役のユーザーはシステム>プリファレンスに進み、全ユーザーの共有フォルダとプライベートフォルダー内容を表示をチェックすると、全ての共有ホルダーと個人ホルダーを見ることができます。個人 ホルダーだけは、このボックスをチェックすれば、マスター役割ユーザーはオーナーと同じく、全アクセス権を得られます。