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スコープ

スコープのページは、VSA全体のユーザー定義データオブジェクトの特定のタイプの 可視性を定義します。 例えば、あるユーザーはマシングループをいくらか見ることができても、それ以外のマシングループを見ることができません。一度、スコープがユーザーにデータオブジェクトを見えるようにすると、そのデータオブジェクト上でそのユーザーが実行できる機能は、ユーザー役割で決まってしまいます。スコープは ユーザーセキュリティの責任を持つVSA ユーザーに、別のデータオブジェクトのスコープを作成できるように、それらのスコープを別のユーザー層に割り当てることができるようにします。

注: ユーザーは、指定された役割 (彼らが実行できる機能) と指定されたスコープ (彼らが見えるデータ)の両方でログオンします。 役割のメンバーシップとスコープのメンバーシップは、お互い独立しています。

ユーザーは、システム > ユーザー> スコープタブを使ってスコープを割り当てられます。

スコープデータオブジェクト

Kaseya 2の当初のリリースでは、スコープに指定できるデータオブジェクトは5つありました。それは、スコープに割り当てられる前に、スコープ外で定義されます。

  • 組織 - 組織はKaseya 2の新しいタイプのレコードです。組織は通常ではお客様ですが、お客様に限定する必要はありません。組織のレコードは、その名前やアドレス、従業員数やウェブサイトなど、特定の一般情報が含まれます。組織はまた、組織内の全マシングループと個人を示す下の図のように、追加情報の階層を定義します。組織は、システム > 組織/グループ/部署 > 運営で定義します。

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  • マシングループ - マシングループは運営しているマシンのグループです。Kaseya 2008で作業しているなら、マシングループはKaseya 2と同じ処置を取ります。.唯一の違いはマシングループは組織で定義されるということです。マシングループは、システム > 組織/グループ/部署 > 運営 > マシングループで定義します。
  • マシン - 運営マシンは、エージェントがそこにインストールされているコンピュータの事です。各マシンはマシングループに属さなければなりません。Kaseya 2008で作成した同じ方法で作成します。通常は、エージェント > エージェントを配置機能、で作成します。
  • 部署 - 部署はKaseya 2の新しいレコードタイプです。. 部署は組織内の部門のことです。組織のメンバーは部署に割り当てられます。組織は、システム > 組織/グループ/部署 > 運営 > 部署で定義します。
  • サービスデスク - サービスデスクはKaseya 2の新しいタイプです。サービスデスクモジュールを使って、チケットを処理するのに必要な全機能を定義します。サービスデスク モジュールは チケット発行モジュールよりもなり強化された代替モジュールです。サービスデスクは、サービスデスク > 構成 > サービスデスク定義で定義します。

スコープの指定

データ構造間の親子関係は、どのようにスコープが維持されるかに影響を与えます。

暗示指定

ペアレントレコードのスコープへの指定は暗示のうちに全チャイルドレコードを、同じスコープに指定します。例えば、組織をスコープに指定することは、その同じスコープ内で、以下のことを含むことを意味します。

  • チャイルド組織
  • 組織と、チャイルド組織のマシングループです。
  • その組織とチャイルド組織のマシングループのマシンです。
  • 組織とチャイルド組織の部署です。

明示指定

スコープ内でトップレベルの組織を含む唯一の方法は、そのスコープに手動で追加することです。なぜなら、それに含むのにペアレントレコードが存在しないからです。これは明示指定と呼ばれています。スコープ内の低レベルのオブジェクトを明示指定できますがそれは、低レベルオブジェクトがそのペアレントを通じてまだスコープに暗示指定されていない場合に限ります。例えば、マシングループのペアレント組織を加えることなく、マシングループを明示のうちに含むことができます。また、個々のマシンや部署をそれらのペアレントレコードを含むことなく、明示してスコープに含むことができます。

すべてスコープに含む

スコープ機能は、使用可能なとき [すべてスコープに含む] ボタンを提供します。.ボタンは、レコードが暗示、明示指定にかかわらず、特定のスコープタブ内にコートを全てリストアップするウインドウを表示します。

マスタースコープ

マスタースコープの詳しくは、システム > ユーザーをご覧ください。

中央ペーン

役割の中央ペーンで以下のアクションを行えます:

  • - 新しいスコープを作成する。
  • 名前を変える - スコープの名前を変えます。
  • 削除 - 選択したスコープを削除します。VSAの全ユーザーは、スコープを削除する前に、スコープから削除しておかなければなりません。

スコープの詳細

各タブは以下の作業を提供します:

  • 指定 - スコープにデータ構造のアクセスを割り当てます。
  • 取り除く - スコープからデータ構造のアクセスを取り除きます。
  • すべてスコープに - 組織, マシングループ, マシン部署 タブ上でのみ表示されます。タブ上の[すべてスコープに]ボタンをクリックすると、 明示、暗示にかかわらず、スコープ内でそのタブタイプの全データ構造をリストにした新しいウインドウが表示されます。