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カスタムMIBファイルのコンパイル

MIBコンパイラを使用すると、テキストMIBファイルをNetwork Monitorが読み取り可能なバイナリフォーマットにコンパイルできます。MIBファイルをコンパイルするには、MIBファイルの仕組みに関する知識だけでなく、SNMPおよびMIBオブジェクトの一般知識が必要です。MIBファイルのベースとなるその他すべての基礎事項については、各種のRFCドキュメントを参照してください。

注: Network MonitorがSNMP資産への接続に使用するコミュニティ名、SNMPバージョン、およびポートは、資産ノードの[認証]タブで設定します。資産ノードは、親ノードからこの設定を継承できます。「インストール前のチェックリスト」を参照してください。

たとえば、CISCO ®製品のMIBコンパイル順序は次のとおりです。

  1. SNMPv2-SMI.mib
  2. SNMPv2-TC.mib
  3. SNMPv2-MIB.mib
  4. RFC1213-MIB.mib
  5. IF-MIB.mib
  6. CISCO-SMI.mib
  7. CISCO-PRODUCTS-MIB.mib
  8. CISCO-TC.mib

この例にある最初の5ファイルは、大半の製品のMIBファイルに共通で、デフォルトのバイナリMIBファイルknm.mibに含まれています。

警告: これらすべてのファイルは、同時にコンパイルする必要があります。そうしない場合、シンボルが解決しないためMIBコンパイラでエラーが発生します。

デフォルトのKNM MIBファイルの内容

インストールに含まれるデフォルトのknm.mibファイルには、次の基本OID(オブジェクト識別子)が格納されています。

ファイルは、\<Kaseyaインストールディレクトリ>\KNM\mibsディレクトリにあります。

MIBコンパイラのダウンロードおよび実行

  1. Network Monitor > [ツール] > [ユーティリティのダウンロード]ページに移動します。
  2. [MIBコンパイラ]リンクをクリックし、ユーティリティをローカルマシンにダウンロードします。
  3. ユーティリティを実行します。

MIBファイルのコンパイル

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  1. <Kaseyaインストールディレクトリ>\knm\mibcompiler.exeを起動します。
  2. [ブラウズ]ボタンをクリックし、*.mibファイルを1つ以上選択します。
  3. [コンパイル]ボタンをクリックします。
  4. コンパイルした*.datファイルの保存先を指定します。
  5. [ブラウズ]ボタンをクリックし、コンパイルした*.datファイルを選択します。メインウィンドウにインタラクティブMIBツリーが表示されます。そのツリーを使用して異なるOID間を移動できます。
  6. コンパイルした*.datファイルをKNM\mibsフォルダに移動するか、コピーします。