合成フルバックアップは、既存の増分または差分んバックアップと以前のフルバックアップのイメージを統合して作成します。これは、時には「永久増分バックアップ」と呼ばれます。従来型のフルバックアップとは違って、合成フルバックアップはローカルサーバーからオフサイトサーバーへ転送されません。代わりに、最初のフルバックアップが転送された後は、増分または差分のファイルだけがオフサイトサーバーへ転送されます。オフサイトサーバーの合成フルバックアップは、ローカルサーバーと並行して次の合成フルバックアップを再作成します。これによって、ローカルサーバーとオフサイトサーバーの間でフルバックアップを転送する必要がなくなります。合成フルバックアップでは、フルバックアップの転送のための帯域要件は不要ですが、オフサイトサーバーによる自身のファイルサーバーへのアクセスを強化して合成フルバックアップの処理を取り扱う必要があります。
合成フルバックアップがKBU管理マシンで使用されており、かつイメージの場所またはオフサイトサーバーのローカルディレクトリが、\\server\share
などのUNCパスである場合、[ネットワークへ直接アクセスする]ではなく、デフォルトで[まずファイルをローカルにコピーする]が有効になります。この堅牢な統合オプションを効率的に使用するには、管理マシンに適切なハードディスクスペースが必要です。詳細は、Kaseyaのナレッジベースを参照してください。
注:Offsite Replicationを参照してください。
合成フルバックアップの構成には以下のステップがあります:
以下の最初の3つのステップは、すべてのオフサイトサーバーに適用されます。
注:バックアップクライアントをローカルサーバーまたはオフサイトサーバーにインストールする必要はありません。
これらのステップは、合成フルバックアップを使用するオフサイトサーバーに適用されます。