は、VSAを使用するサービスプロバイダーの組織です。VSA内のその他すべての組織が、myOrg
と取引している当事者の組織です。myOrg
のデフォルト名はmyOrg
であり、サービスプロバイダーの社名または組織名と一致するように変更する必要があります。この名前は、ブランドを示すために各種レポートの上部に表示されます。内部の管理マシンにインストールしたエージェントは、この組織に割り当てることができます。VSAユーザーのログオンは通常、マイ組織
myOrg
組織のスタッフのレコードに関連付けられています。myOrg
を親組織に割り当てることはできません。
オンプレミスに設置されたVSAのハードウェア/ソフトウェアは、サービスプロバイダーにより管理され、通常はサービスプロバイダーによってのみ使用されます。「サービスとしてのソフトウェア(SaaS)」を参照してください。
Kaseyaは、Virtual System Administrator™の"サービスとしてのソフトウェア"(SaaS)配置を提供します。.Kaseyaがホストして管理するVSAにアクセスするために、サービスプロバイダーはKaseyaと契約を締結し、特定の数の顧客エージェントをインストールできます。サービスプロバイダーには、共有のKaseya Serverおよびデータベースの一意のテナントパーティションが割り当てられます。割り当てられたパーティション内で、サービスプロバイダーは各自の組織、マシングループ、手順、レポート、およびチケットのみを表示できます。テナントパーティション内のサービスプロバイダーは、Kaseyaが担当するシステムメンテナンスを除いて、VSAのすべての機能にフルアクセスできます。「オンプレミス」を参照してください。
VSAおよびアドオンモジュールには、組み込みデータオブジェクトが用意されています。これらの組み込みデータオブジェクトはコンテンツとも呼ばれ、一般的なIT管理タスクに必要なベストプラクティスソリューションを提供します。場合によっては、これらの組み込みデータオブジェクトは、データオブジェクトツリー内のシステムキャビネットに整理されます。次のものが含まれます。
組み込みデータオブジェクトは修正できませんが、そのコピーを作成して変更することができます。
複数の組織で、Policy Managementに組み込まれた同じ標準ポリシーを利用できるようにするには、Eメールアドレスの必要なポリシーフィールドにプレースホルダーのトークンを入力します。これらのトークン値には、#patchAlertEmail#
、#sev1AlertEmail#
、#sev2AlertEmail#
、#sev3AlertEmail#
があります。警報通知の送信時に、VSAは自動的に、ポリシーのトークンを特定の組織用の適切なEメールアドレスに置換します。トークンが参照する組織のEメールアドレスは、システム管理構成ウィザードのステップ1で指定します。このウィザードはセットアップ中に実行できます。また、その後は、[システム] > [組織/グループ/部門/スタッフ] > [管理] > [システム管理]タブからいつでも実行できます。Eメールアドレスを含むPolicy Managementのポリシーカテゴリーは、警報、モニターセット、およびパッチ設定です。
パッチポリシーは、パッチを承認または拒否する目的で全アクティブパッチを含んでいます。アクティブなパッチは、パッチスキャンによりVSAの少なくとも1台のマシンでレポートされたパッチとして定義されます。どのマシンも、1つないし複数のパッチポリシーに属することができます。
たとえば、
という名前のパッチポリシーを作成し、すべてのサーバーをこのパッチポリシーのメンバーとして指定できます。さらに、servers
という名前の別のパッチポリシーを作成して、すべてのワークステーションをこのこのポリシーのメンバーとして指定できます。この方法で、サーバーとワークステーションのパッチ承認を異なる構成にすることができます。workstations
マスター
役割以外のユーザーは、自分が作成したパッチポリシー、またはユーザーがそのスコープに基づいて表示可能なマシンIDをもつパッチポリシーのみを表示できます。[組織/マシングループ]ページを使用してポリシーを割り当てるには、[ポリシー]ページ上でポリシーをビューに割り当てる必要があります。これにより、ポリシーがVSAのすべてのマシンに誤って割り当てられることがなくなります。ビューが指定されていないポリシーは、[組織/マシングループ]ページのページツリーに赤い巻物アイコンとして表示され、割り当て不可であることを示します。ビューが指定されていないポリシーを1つ以上含むフォルダは、赤い感嘆符が付いたフォルダアイコン
で表示されます。組織またはマシングループにポリシーのフォルダ全体を割り当てるときには、ビューが指定されていないポリシーは無視されます。
マシンのエージェント設定がPolicy Managementモジュール外で手動で設定された場合、Policy Managementのポリシーのオーバーライド条件が存在します。たとえば、エージェントモジュールの[エージェントメニュー]ページを使用してマシンのエージェントメニューを変更すると、そのエージェントマシンのオーバーライド条件が設定されます。Policy Managementのポリシーは、それ以降無視されます。オーバーライドをクリアすると、適用されたPolicy Managementポリシーが有効になります。
-
- このマシンのエージェント設定が、このマシンに割り当てられたすべてのポリシーの設定と一致します。ユーザーのアクションは不要です。適合
-
- このマシンに割り当てられたポリシーのうち少なくとも1つが変更済みであり、配置される予定です。ユーザーのアクションは不要です。配置用にマーク
-
- 適用済みポリシーが、このマシンには割り当てられていません。このマシンに適用済みポリシーを割り当てることを検討してください。ポリシーの割り当てなし
-
- 少なくとも1つのエージェント設定が、このマシンに割り当てられたアクティブなポリシーのうち最低1つと一致しません。[ポリシー詳細]ウィンドウを使用して、不一致の原因である特定のポリシーと設定を特定します。非適合
-
- ユーザーがオーバーライドしたため、少なくとも1つのエージェント設定が、このマシンに割り当てられたアクティブなポリシーのうち最低1つと一致しません。オーバーライドは、エージェント設定がシステム内のどこかでVSAユーザーによって手動で設定されると発生します。[ポリシー詳細]ウィンドウを使用して、特定のポリシーと設定のオーバーライドが正しいことを確認します。マシンに割り当てられたポリシーに含まれるエージェント設定のうち、1つでもオーバーライドされた場合、そのポリシーの他のエージェント設定はそのマシンに対して強制されません。そのマシンに割り当てられた他のポリシーはそのまま強制されます。オーバーライド済み
-
- このポリシーのステータスは、[ポリシー詳細]ウィンドウにのみ表示されます。1台のマシンに割り当てられた複数のポリシーでエージェント設定が競合する場合、ポリシー割り当てルールにより、どのエージェント設定に従い、どのエージェント設定を無視するかが決まります。無視された設定は非アクティブとして示されます。マシンには、非アクティブ
のポリシーステータスアイコンを表示されることがあり、一方[ポリシー詳細]ウィンドウには、特定のポリシーの特定のエージェント設定が適合
として表示されます。これは既知の動作です。ユーザーのアクションは不要です。非アクティブ
資格情報とは、ユーザーまたはプロセスが、マシン、ネットワーク、その他のリソースにアクセスするための認証に使用するユーザー名とパスワードです。
エージェント資格情報
[エージェント] > [資格情報の設定]ページを使用して、エージェントが使用する管理者権限をもつ資格情報を1つ指定します。
管理する資格情報
組織別、マシングループ別、および個々のマシンまたはデバイス別という3つの異なるレベルで、追加の資格情報を指定します。これらの資格情報は、監査モジュールの次の3つのナビゲーション項目を使用して管理されます。
作成した後は、管理する資格情報を次の目的に使用します。
注:管理する資格情報で、[エージェント] > [資格情報の設定]を直接上書きすることはできません。管理する資格情報はポリシーに適用される必要があり、ポリシーはマシンに適用される必要があります。
複数の資格情報が1台のマシンに定義されている場合、定義された最もローカルなレベルが優先されます。個々のマシン、マシングループ、組織の順です。任意の1つのレベルにある1つの管理する資格情報のみを、エージェント資格情報のソース資格情報として指定できます。
VSAは、3つの異なる種類のビジネス関係をサポートします。
テーブルは、組織、顧客、およびベンダーによって共有されているサポートテーブルです。Org
テーブルの各レコードは、一意のOrg
によって特定されます。orgID
テーブルには、あらゆる種類のビジネス関係に関して通常維持する必要がある、郵送先住所、主な電話番号、DUNS番号、年度売上などの基本情報が含まれます。Org
テーブルは共有されているため、次のように簡単に変換できます:Org
注: myOrg
は、VSAを使用しているサービスプロバイダーの組織です。