Policy Managementの概要

Policy Management（KPM）モジュールは、ポリシー別エージェント設定を管理します。

• ポリシーがマシン、マシングループ、または組織に割り当てられると、その後はユーザーが介入することなくポリシーが自動的に伝達されます。
• 各ポリシーは、ポリシーオブジェクトと呼ばれるエージェント設定のサブカテゴリーで構成されます。
• ポリシーは、マシンID別、マシングループ別、または組織別に割り当てることができます。ビュー定義を使用して、ポリシーの影響を受けるマシンをフィルター処理する必要があります。
• マシングループ、組織、またはビューとマシンとの関連付けを変更すると、適切なポリシーが自動的に再配置されます。
• 各マシンに複数のポリシーを割り当てることができます。複数のポリシーが競合する場合、ポリシー割り当てルールにより従うポリシーと無視するポリシーが決定されます。
• 適合サイクルで、適用されたポリシーに各マシンが適合しているかどうかがチェックされます。VSAユーザーは、各マシンのステータスをチェックして、適用されたポリシーに適合していることを確認できます。
• ポリシーはオーバーライドできます。マシンのエージェント設定がPolicy Managementモジュール外で手動で設定された場合、Policy Managementのポリシーのオーバーライド条件が存在します。たとえば、エージェントモジュールの[エージェントメニュー]ページを使用してマシンのエージェントメニューを変更すると、そのエージェントマシンのオーバーライド条件が設定されます。Policy Managementのポリシーは、それ以降無視されます。ポリシーのオーバーライドもクリアすることができます。
• ポリシーのインポートおよびエクスポートを行うには、[システム] > [インポートセンター]を使用します。
• システムキャビネットには、一般的なIT管理タスクのベストプラクティスソリューションを反映した組み込みポリシーがあります。組織のポリシーを自動構成するには、Systems Management Configuration設定ウィザード、およびこれらのシステムキャビネットのポリシーを使用します。

追加の用語

• ポリシーの適用とは、ポリシーオブジェクトに対する変更内容に配置のマークが付いていることを意味します。配置とは、[設定]ページで設定した配置間隔に基づいて、適用した変更がターゲットマシンに伝達されることを示します。配置には時間がかかる可能性があるため、ポリシーが適用される時点からポリシーが配置される時点までの間、ターゲットマシンが非適合の状態になる可能性があります。
• 保留中の変更とは、保存されてはいるが、まだ適用されていないポリシーまたはポリシーオブジェクトに対する変更です。

構成

1. [設定]ページを使用して、Policy Managementモジュール全体の一般的設定を行います。
2. [ポリシー]ページを使用して、エージェント設定ポリシーを定義します。
3. ポリシーを適用します。
   • [組織/マシングループ]ページを使用して、組織およびマシングループに適用します。
   • [マシン]ページを使用して、各マシンに適用します。このページでは、適用したポリシーを有効にすることにより、Policy Managementポリシーのオーバーライドをクリアすることもできます。

   注：ポリシーは、適用後に伝達が開始されます。

4. [ポリシーマトリクス]ページと[ダッシュボード]ページを使用して、ポリシーの適合をモニターします。
5. [ログ]ページを使用して、Policy Managementのアクティビティをモニターします。

エージェントテンプレートに基づいたポリシーの作成

エージェントテンプレートで管理しているエージェント設定をPolicy Managementに移行できます。[ポリシー]ページの[テンプレートからインポート]ボタンをクリックすると、[エージェント] > [設定のコピー]ページでサポートされているエージェント設定に基づいてポリシーが作成されます。

注：「KPMのシステム要件」を参照してください。