どのようにステージが機能するか
ステージは、サポートの問題を処理するために会社が実行するワークフローをモデル化するように設計されています。ステージはデスク定義で定義されます。1つのステージが開始ステージとして定義され、1つのステージが終了ステージとして定義されます。通常は中間ステージが複数あります。
ステージは1つないし複数の"行き先"ステージを選択することで連続しています。ステージの順番はユーザーが決定します。これは、サービス組織で定義しているポリシーと、システムを使用している各ユーザーの判断により決まります。ステージシーケンスは、デスク定義内の[ビュー]タブでグラフィック表示されます。
イベント手順は、チケットがあるステージから次のステージに移行するとすぐに実行されます。エスカレーション手順など、スケジュールされている手順の実行は、チケットが1つのステージに留まっている時間に基づいてトリガーされます。たとえば、エスカレーション手順は通常、チケットが解決されないために次のステージに移行せず、1つのステージに非常に長く留まっている場合に実行されます。
デスク定義を作成すると、それに使用されたテンプレートによってステージシーケンスが入力されます。テンプレートに基づいてデスク定義を作成した後、これらのデフォルトステージをビジネスの要件に合わせて修正することができます。
例 - Customer_SD_Automationのステージ
次の各ステージの説明では、対象のVSAユーザーがService Desk管理者ではなく、そのためユーザー役割とスコープにより表示されるチケットが制限されているものと仮定しています。
注:事前に定義したサービスデスクを自動的に作成する方法については、「デスクのテンプレート」のトピックを参照してください。
新規チケット - Customer_SD_Automation
で新しく作成されたチケットは、まず新規チケット
ステージに配置されます。
CSインシデントを新規チケットとして開始
のステージ進入手順により、Tier1Support
のサービスチケット技術者プールにチケットが割り当てられます。VSAユーザーは各自に割り当てられたチケット、および属するプールに割り当てられたチケットをすべて表示できます。CSインシデントを新規チケットとして開始
ステージから次のステージに移行しない場合、エスカレーション手順が実行されます。エスカレーション手順は、チケットの担当者とTier1Support
のユーザープールに通知します。このエスカレーション手順の意図は、全ての新しく作成されたチケットが直ちに見えるようにすることを確認するためです。どのステージでも他の2つの要因がチケットの行為を自動化できます:
Tier1Pool
メンバーに割り当てられます。あるメンバーに割り当てられたチケットは、Tier1Pool
の他のメンバーのチケットビューには表示されなくなります。CSインシデント変更済み
手順が実行されます。このチケット変更手順では、次の動作をテストします。Tier1
ステージに移動します。Tier1 - チケットの担当者が現在、Tier1
ステージでチケットに対する作業を行っています。
Tier1
の楕円から出る2つの赤の矢印で示されているように、チケットは手動で、Tier2
ステージ、または解決済み
ステージに割り当てることができます。Tier2 - チケットをTier2
ステージに移動することは、通常、チケットを解決するために、もっと経験を積んだ、専門知識をもつ人が必要とされているということです。
CSインシデントがTier2に到達
のステージ進入手順は自動的にチケットをユーザーのTier2Pool
に割り当てるので、Tier1
のユーザーは割り当て先のユーザーを気にする必要はありません。Tier2Pool
に割り当てられたことを通知するEメールも送信されます。解決済み - 解決済みのチケットは、このステージに送信され、通知後の提出者による確認を待ちます。
CSインシデント解決済み
ステージでは、チケットが解決されたというEメール通知が提出者に送信されます。クローズ - 解決したチケットはクローズ
ステージに設定されます。
CSインシデントがクローズ済み
ステージ進入手順は、チケットがクローズされたことをチケットの提出者に通知します。