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レポート

Kaseya® Virtual System Administrator™は、すべてのアプリケーションの総合的なレポートを提供します。レポートは、レポートのパラメータを使用してカスタマイズ可能であり、組織、マシングループ、マシンIDまたはビューの定義によってフィルターできます。レポートはPDF、HTML、またはExcelドキュメントに出力して、自社のロゴでブランド化できます。レポートはスケジュールして自動的および定期的に実行できます。レポートはプライベートまたは共有にでき、VSAユーザーの受信ボックスまたはEメールの受信者に配信できます。配信に先だって、オプションの「承認を要求する」ステップが用意されています。レポートをレポートセットにバンドルして、レポートの標準バッチをスケジュールすることも可能です。独自のスケジュール済みレポートのリストは、アクセスできるすべてのレポートを示すので、作成やスケジュールして保留中のレポートおよび受信したレポートをいつでも探せます。

レポート定義

発行されるレポートは、レポート定義に基づいています。レポート定義には、レポートの内容、レイアウトおよびファイルフォーマットを決めるすべての設定が含まれています。

フォルダツリー

レポート定義は、プライベートおよび共有のキャビネットのすぐ下の、中央のペインにある2つのフォルダツリーを使用して編成されます。これらのフォルダツリーに、オブジェクトを管理する以下のオプションを使用します:

常に利用可

  • フォルダプロパティ - フォルダの名前、内容、オーナー、それにフォルダへのアクセス権を表示します。
  • (フィルタを適用) - フィルタ編集ボックスにテキストを入力し、ファンネルアイコンをクリックして フォルダツリーにフィルタをかけます。フィルタリングでは大文字、小文字を区別しません。フィルタテキストがフォルダツリーのどこかで見つかれば、一致となります。

フォルダを選択すると

  • フォルダ共有 - フォルダをユーザー役と個人ユーザーで共有します。共有キャビネットフォルダーにのみ適用。

    注: フォルダ権利トピックス内のフォルダツリー内でのオブジェクトの共有権のガイドラインをご覧ください。

  • 新しいフォルダ - 選択したキャビネット、またはフォルダの下に、新しいフォルダを作成します。
  • フォルダの削除 - 選択したフォルダを削除します。
  • フォルダ名変更 - 選択したフォルダの名前を変えます。
  • 新しいレポート - レポートエディタを開いて、フォルダツリーで選択したフォルダに新しいレポート定義を作成します。
  • オーナーシップを取る - 所有していないフォルダのオーナーシップを取ります。このオプションは、マスター役割ユーザーだけを表示します。

レポート定義を選択した場合

  • レポートの編集 - 選択したレポート定義を編集します。
  • レポートの削除 - 選択したレポート定義を削除します。
  • レポートのコピー - 選択したレポート定義をコピーします。
  • レポートの実行 - 選択したレポート定義をすぐに発行します。
  • レポートのスケジュール - 選択したレポート定義の発行をスケジュールします。

レポートテンプレート

レポート定義を作成する最初のステップは、レポートテンプレートを選択して、新しいレポート定義のベースにすることです。新しいレポートをクリックします。

レポートテンプレートは、レポートの基本的な内容を決定し、レポート定義で使用できるオプションの大半にたいしてデフォルトの設定を提供します。レポートテンプレートは、レポートテンプレートカテゴリーによって分類されます。たとえば、レポートテンプレートカテゴリーの監査には以下の種類のレポートテンプレートがあります:

  • 集合テーブル
  • ディスク使用
  • 一覧表
  • マシンの変更
  • マシンサマリ
  • ネットワーク統計

カテゴリーとテンプレートを選択して、作成をクリックします。

新しいレポートの作成または既存のレポートの編集

新しいレポート定義と既存のレポート定義の両方で以下のタブが使用可能です。以下のタブでオプションを設定できます。これらが、レポート定義を実行またはスケジュールする際に表示されるデフォルト設定になります。

  • 一般 - レポート名、レポート出力、およびレポート実行時にユーザーへの通知で使用するメッセージを設定します。
    • ヘッダー/フッターを抑制チェックボックスをチェックして、レポートへのヘッダーおよびフッターの追加を抑制します。デフォルトでは、レポートはページのヘッダーおよびフッターと共に生成されます。
    • レポートは配布前に承認が必要チェックボックスをチェックすると、受取人へ配布する前に発行済みレポートの承認が必要になります。
    • PDF、HTMLまたはExcelへ出力。Excelスプレッドシートへの出力ではデータの行は65536行までです。
  • レポートのパラメータ - レポートの内容に固有のパラメータを設定します。たとえば、ディスク使用レポートは、使用しているディスクスペースのパーセントをバーチャートで表示と呼ばれる種類のレポートのパラメータだけを提供します。

注: デフォルトでは、VSAレポートヘッダーはシステム > サイトのカスタマイズ > サイトヘッダーによって指定される画像を表示します。システム > 構成 > URLの変更...の値を変更すると、> ロゴフィールドがこのデフォルトを上書きし、レポートヘッダーのURL だけが変更されます。[URLの変更]のURLを変更しても...> ロゴフィールドは、サイトヘッダーの画像の表示には影響しません。

レポートの実行/スケジューリング

レポート定義を選択して、次にレポートを実行をクリックしてすぐにレポートを発行するか、レポートをスケジュールをクリックして、一度または繰返しの、将来のレポートの発行をスケジュールします。以下のタブでオプションを設定できます。これらのオプションは、レポートの特定の実行またはスケジューリングにだけ適用されます。レポート定義は変わりません。

  • スケジュール - このタブは、[レポートを実行]ボタンではなく[レポートをスケジュール]ボタンをクリックしたときだけ表示されます。レポートの一度だけ、または定期的な実行をスケジュールします。再実行のタイプ(一度だけ、毎日、毎週、毎月)が、それぞれの再実行のタイプに適した追加オプションを表示します。定期的スケジューリングには、再発生の開始日と終了日の設定が含まれます。
  • フィルター - 組織、マシングループ、マシンIDまたはビュー別のレポートに含まれるデータの選択をフィルターします。一部のレポートでは、部門フィルターやサービスデスクフィルターも使用可能です。

    注: ほとんどのタイプ、またはレポートでは、組織またはマシングループでフィルターをかけることが必須です。定義を見るを選択して、複数の組織に渡るレポートを発行できます。

  • 配布 - レポートの受取人を選択します。デフォルトでは、レポートを実行またはスケジューリングしている人が、情報センター > 受信ボックスメッセージの受取人として選択されます。選択されたユーザーには受信ボックスユーザーメッセージ、またはEメールが送信されます。ユーザーが見えるかどうかは、使用しているスコープで決まります。
  • 一般 - レポート出力またはレポート実行時にユーザーへの通知で使用するメッセージを変更します。

発行されたレポートの管理

発行が開始されたら、表示するレポートを右側のペインの以下のタブで選択します。

  • スケジュール - 選択したレポートのそれぞれの発行は、このタブでリストアップされます。リストには、選択したレポートの過去および将来の両方の発行が含まれます。
    • 列のヘッダーのドロップダウン矢印をクリックして、次にをクリックして、テーブルで表示する列を選択します。昇順でソートまたは降順でソートのアイコンをクリックして、選択した列の見出しでテーブルをソートします。
    • ステータス列は以下のどれかを表示します:
      • ペンディング
      • 完了して承認が必要 - アイコンをクリックして、完了したレポートを表示し、承認または拒否します。
      • 完了して拒否 - アイコンをクリックして、完了して拒否されたレポートを表示します。後で承認することもできます。
      • 完了して配布 - アイコンをクリックして、レポートを表示します。
      • エラー - レポートは発行できませんでした。
    • 繰返し、前の実行および次の実行の列は、レポートを発行する頻度、前回および次回の実行がいつであるかを記述します。繰返しパターンおよび終了条件の列は、レポートの繰り返しに関する詳細を記述します。追加の列が、レポートに対して選択されるフィルターオプションを特定します。
    • スケジュール の表示を最新にするために、スケジュールタブ全体を 更新できます。
    • 発行の行を選択して、行を 削除 したり、再スケージュール できます。

      注: スケジュールテーブルで行が見えるかどうかは、使用しているスコープで決まります。選択した定義を見るは効果がありません。あなたがレポートの受取人に指名されているかどうかは関係ありません。受取人は、受信ボックスで完了したレポートにアクセスできます。

  • パラメータ - 選択したレポート発行に対するフィルターやパラメータ設定を表示します。

    注: 別のレポート発行を選択すると、パラメータ出力のタブには別の値が表示されることがあります。

  • 出力 - 選択したレポート発行に対する出力設定を表示します。

発行されたレポート、またはレポートセットの表示

レポートおよびレポートセットの受取人は、発行されたレポートを以下の場所で表示できます:

  • レポートレポートセット、またはスケジュール済みレポートスケジュールタブで、 完了したレポートまたはレポートセットをクリックして、発行されたレポートへのハイパーリンクを1つまたは複数含むダイアログボックスを表示します。
  • 受取人の情報センター > 受信ボックスに発行されている場合、受信ボックスのメッセージに埋め込まれているリンクをクリックします。
  • 受取人のEメールアドレスに発行されている場合、Eメールの添付として発行済みレポートを開きます。