サービス請求の概要

Service Billing（KSB）は、繰り返しITサービスおよび非繰り返しITサービスの請求を管理し、サービス提供の技術面と会計面を両方とも管理する統合プラットフォームです。請求は、指定した管理マシンの台数およびService Deskチケットに基づいて行うことができます。組み込まれているダッシュボードには、さまざまな主要業績評価指標が含まれており、顧客の請求ステータスや収益増大要因をすばやく確認できます。

Service Billingには、顧客提出用およびベンダー提出用のテーブルが多数用意されており、ビジネス要件に合わせて構成できます。

• 顧客
• 受注
• 繰り返しサービス
• 作業指示（非繰り返しサービス用）
• リソースタイプ。標準レートおよび顧客固有のレートがサポートされます。
• 経費カテゴリーおよび経費タイプ
• ベンダー
• 部品
• 調達

請求可能項目

Service Billingの設計の中核は、VSAでのすべての請求可能アクティビティから生成された請求可能エントリーの選択と管理ができる、統合された保留項目ワークベンチです。複数の顧客の複数の請求書を一度に処理でき、請求サイクルごとにすべての請求アクティビティを管理できます。処理済みの請求書は、添付PDFとしてEメールで配布されるため、請求プロセスが効率化されます。請求書はオプションで印刷したりメールしたりすることができます。紛失したり受け取られなかったりした請求書は、Kaseya Portalから直接再送信できます。

繰り返しサービス

繰り返しサービスを使用すると、繰り返しのカレンダー期間ごとに請求することができます。このサービスは期間全体にわたって連続的に提供されます。異なる繰り返しサービスを各顧客に適用し、期間として毎日、毎週、または毎月を使用して請求することができます。各サービスの課金は、固定手数料にすることも、動的請求セットまたは特定の数値から派生した数量単位で算出することもできます。

• サービス数の制限なし
• 固定手数料または数量価格設定
• 請求セットまたは特定の数量
• オプションの初期サービス手数料

Quickbooksの統合

財務会計上のニーズによりQuickBooks Online ®またはQuickBooks Desktopをお使いのお客様は、Service Billingとのリアルタイム統合でメリットが得られます。新しい顧客レコードの顧客残高と既存の顧客レコードの顧客残高を同期できます。Service Billingのフローから生成された請求書は、必要な税金に関する書類および財務書類の生成と受取処理のため、直接QuickBooksに渡されます。この強力な統合により、運用サービスプロバイダーは事業運営の全体像を把握できます。

• Service Billingで生成された請求書により、QuickBooksが更新されます。
• Service Billingの条件および請求コードはQuickBooksにマップできます
• QuickBooksの顧客残高でService Billingを更新できます。

注：Quickbooksの顧客アドレスレコードは、新しいService Billingの顧客レコードが作成されたときにのみ、Quickbooks内で更新されます。その後は、それぞれのシステムで顧客アドレス情報を管理する必要があります。

レポートおよび諸表

次のレポートおよび諸表が用意されています。

• 受注サマリーレポート
• 受注詳細レポート
• 作業指示サマリーレポート
• 作業指示詳細レポート
• 過去の請求済み請求書のレポート
• 労働アクティビティのレポート
• 請求書税金サマリー
• 請求書税金詳細
• 顧客別未請求収益 - サマリー
• 顧客別未請求収益 - 詳細
• 項目タイプ別未請求収益 - サマリー
• 項目タイプ別未請求収益 - 詳細

設定

[設定]ページには、Service Billingを迅速に構成するための使いやすい対話型のチェックリストがあります。

その他の機能

その他の機能として、次のものがあります。

• 顧客の管理資産の全方位ビュー
• 顧客別およびベンダー別の、関連付けたドキュメント、およびシステムで更新されるメモ
• 現行および過去の財務ビュー

注：「Service Billingのシステム要件」を参照してください。